メニューページへ戻る < < <

日本サイドカー連盟の歴史

●発足

側車付自動二輪車免許の存在が1960年に消え、サイドカーという乗り物がモータリゼーションの大きなうねりから取り残され、まさにその灯が消えかかりつつあることが結成のきっかけとなりました。
1968年5月の連休に、サイドカーのスポーツ性という不思議な魅力に取り憑かれていた数名の若者が、群馬県下の利根川支流の河原にテントを張り、車座になり酒を酌み交わしながら愛するサイドカーたちを将来に残すために語り合い、Japan Sidecar Communityこと日本サイドカー連盟の創立を決意したのが、JSCと全国ミーティングの歴史の始まりです。
現在では全国に多くの支部ならびにクラブ支部を数え、通算登録者約2000名を超え、2006年度で約650名の登録会員がいます。2008年には創立40年を迎えました。
1997年、JSCは1973年より友好関係を保ち続けてきたサイドカーの世界的な友好統括団体であるFOSC(Federation of Sidecar Clubs)に認められ、会員相互の国際交流に努めています。
FOSCはローカルなサイドカークラブの連合体で、1958年に英国で発足しましたが、今や欧州一体にその規模を拡大しています。JSCがFOSCに加盟した事により、サイドカーの世界も、より一層グローバル化したものになっています。


●全国ミーティングの変遷

第1回JSC全国ミーティングは、1968年5月に群馬県の利根川河川敷においてキャンプ方式で開催されました。
その後、1974年、箱根での開催時からは、「遠方から来られる参加者に休息の場を」という趣旨をもってホテル形式を導入、キャンプミーティングは、時折またはホテル形式との混在での開催となりました。
当初はフリーな立場にするため、宿泊予約もなし、いきなりの参加で宿泊ができましたが、美ヶ原では予測を超えて600名以上が参集、会場からあふれる参加者が殺到するほどの人気を得ました。これを機会に、JSC会員を登録制とし、「全国ミーティングも予約受付け」方式にすることに致しました。
その後、連盟の運営強化のため機関誌「JSC kaigi」を発行するとともに、会費をいただく現在のシステムになりました。
開催場所も日本全国から集まりやすい場所を選んで実施してきました。
また第30回より、最新サイドカー研究と紹介を兼ねて、ショップ参加のサイドカーショーを併設、「側車付オートバイ」登録に普通免許者対象の三輪トライクが加わったのを契機に「サイドカー&トライクショー」として現在に至っています。






メニューページへ戻る < < <